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東京のカーシェアはスタッドレスなどの設備やサービスが充実

カーシェアのルールやマナーについて覚えておこう

カーシェアの設備について

カーシェアを使ってみたいけれど、その設備やルールについて不安があるという方もいるのではないでしょうか。

なにしろカーシェアは、無人のステーション(駐車場)から出発するので、レンタカーの営業所のように、丁寧に説明をしてくれる人もいません。

あらかじめ使う前の不安を解消していきましょう。

東京のカーシェアでスタッドレスタイヤ装着の車はある?

積雪の多い地方での、冬季の運転に欠かせないのが、スタッドレスタイヤです。

冬季にカーシェアを利用する場合、履いているのがスタッドレスタイヤかどうかで、出かけられる方面が大きく変わってきます。

雪の降らない地域から出かける場合でも、スタッドレスタイヤを履いていれば、積雪地帯に行くこともできます。

しかし結論からいいますと、カーシェアすべてのタイヤが冬季、スタッドレスタイヤに替わることはありません。

ですから、凍結した路面を走ることも禁止事項の一つです。タイムズカープラスでも、そのような目的で利用する場合、タイムズカーレンタルを推奨しています。

地域によっては冬季スタッドレス対応

積雪地帯、厳冬地域になりますと、スタッドレスタイヤを履かない車は稼働できません。ですから、そのような地域では例外として、冬季にスタッドレスタイヤを装着しています。

タイムズカープラスの場合、次の地域の車は、冬季にはスタッドレスタイヤ装着です。

  • 北海道
  • 東北
  • 北関東
  • 日本海側(島根まで)
  • 長野
  • 山梨
  • 岐阜
  • 滋賀

の各地域です。その他、箱根や秩父、奥多摩、岡山県津山市などの寒い地域も、例外の例外としてスタッドレスタイヤ対応しています。

東京では、台数には限りがありますがスタッドレスタイヤを装着している車もあります。

なお、車によっては例外もあります。借りたい車がスタッドレスタイヤ装着かどうかは、予約画面で確認できます。

タイムズカープラスも都内で限定的にスタッドレス運用

降雪エリア以外でも、冬季にスタッドレスタイヤを装着した車がまったくないわけではありません。

タイムズカープラスは2017年冬季も都内で、限定30台の「スタッドレスタイヤ装着キャンペーン」を実施していました。

あくまでも限定なので、予約が取れなければ他社で、それでも取れなければレンタカーを利用しましょう。

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カレコは都心部でのスタッドレス対応が多い

オリックスカーシェアとカレコ・カーシェアリングは、そもそも積雪地帯にステーションがほとんど存在しません。

それでは、都市部でのスタッドレスタイヤ装着対応は、どのようになっているでしょうか。

カレコ・カーシェアリングでは、2017年冬季について、次のようにスタッドレス対応をしています。

  • 東京 30台
  • 神奈川 6台
  • 大阪 2台

タイムズと比べステーション数は少ないですが、スタッドレスタイヤを装着している車の割合は多いです。

オリックスカーシェアのスタッドレス対応

オリックスカーシェアのスタッドレス対応は、2017年実績で次のとおりです。

  • 東京 7台
  • 愛知 12台
  • 岐阜 3台
  • 京都 1台
  • 大阪 2台

東京でスタッドレスタイヤを装着している車は7台しかないので冬のシーズンや雪の降ったとき日は、予約が難しくなりそうです。

チャイルドシートが装備されている東京のカーシェアはどこ?

カレコのチャイルドシートサービス

カーシェアは、無人で借入れをおこなうという点が特色です。そのためレンタカーと比べますと必然的に、オプションについてはあまり期待ができません。

車に積んでおくには大きいチャイルドシートについては、特にタイムズカープラス、オリックスカーシェアでは、ついていません。

タイムズでは、通販サイトの「タイムズカーライフ」で、割引価格でも3万円以上するチャイルドシートを販売しています。

なお、チャイルドシートより大きい子供用のジュニアシートについては、標準装備で、トランクに入っています。

チャイルドシートが付いているのはカレコ・カーシェアリングのだけとなっています。

カレコ・カーシェアリングは、他二社とは違った取り組みを推進しています。カレコは系列のレンタカー会社も持っていませんので、カーシェアでできる限り取りこぼさないようにしなければならない事情もあるでしょう。

カレコに関しては、以下の通りチャイルドシート対応をしています。

  • 52のステーション(一都三県)で、車にチャイルドシート搭載
  • 「三井のリハウス」等でチャイルドシート貸与

チャイルドシート非搭載車を借り入れる場合でも、「三井のリハウス」45店舗と、「三井不動産リアルティ本社」および「関西支店」でチャイルドシートを借りることができます。

チャイルドシートを貸してくれる「三井のリハウス」は、一都三県と京阪神にあります。

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東京に限らずカーシェアでタバコを吸うのはNG

マイカーのように便利に使えるカーシェアですが、多くの人が共有するものですので、本当にマイカーのようには使えません。

人が常に掃除に入れるレンタカーとも、利用のルールは異なります。

当たり前のことですが、利用にあたってマナーを守らなければなりません。

ついやってしまいがちなのが車内の喫煙ですが、喫煙などすると最悪の結果となります。

車内喫煙で強制退会もあり得る

どのカーシェア会社でも、車内喫煙が発覚しますと即「退会」です。灰や吸殻を残さなければばれようがないと思うかもしれませんが、非喫煙者にはわかります。

吸わない人には、車内にこもった臭いでわかるのです。

筆者も一度経験しました。タイムズカープラスの予約を入れていたところ、直前に連絡があり、予約した車からタバコの臭いがすると、直前の利用者から連絡があったとのことでした。

ただちに車内清掃に向かうので、別の駐車場の別の車を手配しますとのことでした。これに応じたところ、お詫びに15分チケットをもらっています。

このような例でわかるとおり、カーシェアの信頼を守るためには、車を提供する側の徹底的なケアが必要だということがわかります。軽々しく喫煙する態度とは、とうてい釣り合うものではありません。

レンタカーの場合、喫煙車両もありますが、カーシェアの場合は基本ありません。

唯一の例外として、「アースカー」には喫煙車も用意されています。これは予約画面でわかります。

車内喫煙の際の規約はどうなっている

タイムズカープラスとオリックスカーシェアでは、喫煙発覚による強制退会の規約があります。

カレコ・カーシェアリングには、強制退会に加え、損害について違約金を支払う旨の規定があります。

クリーニングのための緊急出動や、クリーニング、車を営業に利用できない補償(ノン・オペレーションチャージ)等の費用も併せて請求されることになります。

電子タバコは?

電子タバコも禁止となっています。

電子タバコのヒートスティック(吸ガラ)が車内に残っているような状態であれば、強制退会になってもいたし方ないでしょう。

ただ、オリックスカーシェアでは、ここに来てユニークな取り組みを始めました。一部の車両で、「iQOS」(アイコス)のみ吸っていいことになりました。

アイコスの吸える車両は、予約画面で表示されますので、電子タバコも嫌だという人はその車両を予約しないことができます。

もちろん、アイコスOKの車両であっても、普通のタバコを吸うのは絶対ダメです。発覚すれば、やはり強制退会となっても仕方ありません。

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東京のカーシェアではペットを乗せることはできない

ペット禁止

タバコの件でも見て取れますが、カーシェア利用においてまず求められることは、世間の標準的なマナーを遵守することです。

タバコと同様、臭いが出るのがペットです。さらに、ゴミとしての毛も出ます。

家族としてペットを可愛がることは、家庭内ではまったく問題ありません。ですが、他人と共用するエリアでこれをやってしまいますと、ただの迷惑であり禁止行為です。

ペットを同乗させると、強制退会の理由となります。以前はペットケージに入れればOKでしたが、その後規定が厳しくなりました。

タイムズカープラスの公式サイトには、ケージに入れたペットも不可と規定を変えたことについて、次の理由が記載されています。

  • ペットをケージに入れるルールを守らない会員がいた
  • そのため、緊急にペットの毛を清掃する必要があった
  • 結果、他の会員に迷惑が掛かった
  • 併せて、動物アレルギーの方への配慮

嫌いな人、苦手な人にはペットはタバコと同様の迷惑な存在に過ぎません。こうした身勝手な利用によって、結局現在、急病のペットを獣医に連れていくためでもカーシェアを利用できなくなってしまいました。

なお、タイムズカープラスにおいては、ペット同乗の場合はタイムズカーレンタルの利用を推奨しています。

オリックスカーシェアでも、ペット同乗は絶対禁止で、強制退会や利用停止の理由となります。

カレコ・カーシェアリングの場合、喫煙と同様、ペット同乗は非常に厳しい扱いを受けます。

強制退会の理由になりますが、さらに緊急出動や、クリーニング、車を営業に利用できない補償(ノン・オペレーションチャージ)等も請求されることになります。

なお、中京地域で運営するカーシェア「カリテコ」の場合、ケージに入れればペット同乗が可能です。ただし、事前に「小動物同乗届出書」を提出しなければなりません。

カーシェアのあまり知られていない禁止事項

カーシェアを使うにあたっては、他にも気をつけないとならないことがあります。ルールに無知ですと、あとで取り返しのつかないことになりかねません。

灯油の運搬は禁止事項

病気のペットを獣医に急いで運ぶというのもそうですが、カーシェアで便利に使いたいと自然に思う内容が、禁止事項になっていることがあります。気をつけなければなりません。

この代表が「灯油」の搬送です。

灯油の移動販売も少なくなりましたが、安価な石油ストーブを必需品にしている人はまだまだ多いはずです。

ガソリンスタンドまで車で灯油を買いにいき、運んで帰るというのは、考え方としては大変自然ですが、禁止事項ですのでやってはいけません。

「カレコ・カーシェアリングは可」と書かれているサイトもありますが、現在は不可となっています。

灯油の臭いが車内に残っていることで、タバコ、ペットと同じ、緊急出動の上清掃が発生するなどのトラブルが生じます。

なお、大手でなく小規模のカーシェアの場合、灯油を運べるものもあります。ただ、臭いが漏れないようくれぐれも気をつけましょう。

会員以外の運転も禁止

カーシェア会員でない同乗者に運転させるのは禁止事項です。

レンタカーの利用では、運転を交代するのは当たり前の利用方法ですので、うっかりしてしまうこともあるでしょう、カーシェアはあくまでも会員向けサービスであり、会員以外の利用は想定した制度設計になっていないのです。

安易に同乗しているだけの非会員に運転させて事故を起こした場合、補償も効きませんし、また強制退会の事由になります。これは各社共通しています。

会員が運転する場合も要注意

同じカーシェアの会員が替わって運転することが可能な場合もありますが、事前に届出が必要であるなど、会社によって厳しいルールがありますのでくれぐれもご注意ください。

会社によって、会員同乗者の運転ルールについては若干差があります。

  • タイムズカープラス
    追加運転者」登録が事前に必要
  • オリックスカーシェア
    登録運転者追加申込書を提出した同居の家族のみ運転可/乗車前手続不要
  • カレコ・カーシェアリング
    予約開始時間までにカレコ・サポートセンター連絡が必要
    ただし、同じ会員IDの登録運転者の場合は連絡不要

タイムズで、「追加運転者」登録をしない場合や、カレコでサポートセンターに連絡をしない場合などでも、事故の際の保証が受けられなくなります。オリックスは連絡不要なので、これと間違えないようにしましょう。

また、予約を取った会員は必ず乗車している必要があります。乗車していないと無断の転貸になってしまい、規約違反でこれも強制退会の理由となります。

事故・違反行為は必ず報告しましょう

運転中に事故や違反行為をした際には、必ずカーシェア会社に連絡を入れなければなりません。

事故を起こした場合、警察に連絡するのはもちろんですが、カーシェア会社に報告をしない場合は、補償を受けられないだけでなく強制退会の理由となります。

また、駐車違反をして警察に出頭しない場合にも、強制退会事由となります。

カーシェアの設備や規約は利用前にきちんと把握しておきましょう

カーシェアに伴う設備と禁止事項についてまとめました。

チャイルドシートを買わずに済ませたい人は、カレコ・カーシェアリングを利用するのがお勧めです。

そして禁止事項に気をつけましょう。

マイカーに近い働きを持つカーシェアですが、もちろんマイカーそのものではありません。

会員が共用している自動車だということをわきまえて、禁止行為をせずに上手に使いこなしましょう。

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